【概要】

油で揚げたさつま芋に、糖蜜等をからめた日本の料理です。

似た料理に中国の「チャイナポテト」「中華ポテト」等が挙げられます。

 

【調理工程】

1 さつま芋を乱切りし、油で揚げる。

2 砂糖と水を煮詰めた蜜を1にからめる。

 

【歴史】

1912年(明治45年) 「実用家庭支那料理法」に「蜜濺紅芋」という大学芋に類似した料理の紹介がされています。ただしこの時点では胡麻がふられていないという違いがあります。

他「大学芋」という呼称に関しては複数の諸説があり、下記に掲載しました。

大学芋店を関東圏内に複数構える興伸さんの見解ですと、東京大学前の焼き芋屋さん説が有力です。

 

(1)神田説(大正):東京神田界隈の学生が、好んで食べていたため「大学芋」と呼ばれた。

 

(2)東大生食用説(大正初期):東京大学・赤門前の「三河屋」蒸し芋屋さん(かき氷屋さん説もあり)で売られ、好評だったため「大学芋」と呼ばれた。

 

(3)東大生販売説(昭和初期):東京大学の学生が、学費捻出のために中国から伝わったバースホンシューを売っていた事より「大学芋」と呼ばれた。

 

(4)早稲田生食用説(大正初期): 早稲田大学の近くにあった大学芋屋さんが早稲田生から好まれていたため「大学芋」と呼ばれた。

 

(5)都市伝説:子供を大学に入れるのと同じ位、手間がかかるため「大学芋」と呼ばれた。

 

【カテゴリ】「おやつ?」「おかず?」

両者のカテゴリに当てはまるとも言える大学芋。どちらがメジャーかについては、議論がされています。エリア別情報は下記です。

茨城県内:食用芋消費が全国1位のせいか「おかず」として食べられるケースが多いそうです。

北海道内・東北圏内・関東圏内:小学校の給食のメニューに大学芋が登場する事もあります。

 

【参考】

Wikipedia

・大学芋専門店の店長様達

サツマイモの近現代史~甘藷問屋川小商店136年の軌跡~

 

 

さつま芋は食物繊維が多く、便秘改善にもオススメの根野菜。

収穫してから1ヶ月ほど熟成させ、甘味を増してから出荷されています。

品種は非常に多く、品種改良も重ねられています。その一部を紹介致します。

 

・「紅あづま」 中でも色合いのいい「紅あづま」が大学芋に多く使われる。しっとりとした味わいに定評がある。

 

・「紅高系」 鹿児島の紅さつま、四国のナルト金時等と兄弟分の品種。名前の通り、皮が紅色鮮やかである。

 

・「鳴門金時」西日本でポピュラーな品種。甘味が強く、大学芋だけではなく天ぷらなどにも使われる品種。

 

【参考】

・成美堂出版「野菜まるごと事典

10月13日 さつまいもの日

10月13日 埼玉県川越いも供養の日 @埼玉県妙善寺

10月28日 甘藷祭り @東京都目黒不動尊