【第一弾】大学芋インタビュー 板橋合格屋店長

食べる人を想う、謙虚に創る。

「合格芋」

JR板橋駅から徒歩2分ほどの通り。

赤黄の派手な提灯と、太々と書かれた「合格屋」の看板が目に入る。

「大学いも 合格屋」。

「食べる人を応援したい。そして合格して欲しい」という想いから合格屋の屋号は決まったとのこと。

そのためショーケースには「大学芋」ではなく「合格芋」と書かれている。

また100円で合格シャープペンシルも販売。

合格芋の間添えられた筆記用具は、受験生を想うさりげない応援表現にぴったりである。


「引き継がれる伝統」

この「合格屋」は創業平成10年。

意外に新しい、と思われる方も多いのではないだろうか。

しかし実際のところ、榎本店長の曾お爺様代からあった「松屋」という大学芋屋さんのからのれん分けをしたため、引き継がれた伝統は長く・深いものがある。

今でも自動フライヤーを使わずに、芋を丹念に揚げている。

凄いですね、と言う筆者に「大したことない」と微笑む店長。


「毎日の美味しさが第一」

 

ここまで人気店であれば、今後の夢もさぞ多くあることと思われてくる。

そんな思いでこれからの夢を聞く。

すると

「野望のようなものは抱かない」との答えが返ってきた。

そして少しの間を置き、

「まずは毎日毎日、美味しい大学芋をお客さんに食べてもらう事が第一なので」と芋を切る手を休めて、照れくさそうに言った。

 

と、どこまでも謙虚な榎本店長。

 

お手伝いをするお姉さまも、

店頭でカップ入り大学芋を食べる私に、そっとお水を出してくれる心遣い。


このお店、人柄が何よりもの蜜になっている名店と言えるだろう。

 



【場所】東京都板橋区板橋1-50-12

【食感】外はカリッ。ジュワ。中はホクホク。

【胡麻】黒胡麻。カップ以外は個包装胡麻をお好みでかける。

【芋種】季節による。(取材時は千葉県産紅高系)

【リンク】食べログhttp://tabelog.com/tokyo/A1322/A132201/13023339/

【特徴】絶品秘伝の蜜が垂れないよう、少し冷ましてから提供。カップ入りも有り、食べ歩きに最適。

【合格芋以外】合格屋シャープペン、葛餅、まめ寒、山ぶどう羊羹等。